父が残した土地などの財産の相続について

最近、父親を亡くしました。
母親は、3年ほど前に亡くなっています。
昭和一桁生まれの父は、家事などやった経験はありません。
したがって、両親が住んでいた家に、息子である私たち家族が引っ越して、父親の世話を見ることになりました。
さて、私には、東京に住んでいる妹と弟の兄弟がいます。
しかし、彼らは父親とは仲が悪く、帰省することはありませんでした。
また、私も正月に父親や自分の連絡をする程度の付き合いでした。
ところで、父親は当時70代後半で、病気がちでした。
良くない表現ですが、亡くなった時の相続のことを想定しておかなくてはいけない、と思っていました。
特に、父親と私たち家族が住んでいる大きな家のことが気がかりでした。
さらに、父親はいろいろ不動産を所有していたので、土地にかかわる相続で、妹や弟と揉めることもありうると考えました。
私は、税理士事務所に勤務しているので、財産相続にまつわる税金のトラブルは、たくさん見てきました。
トラブルを事前に回避するための鉄則は、利害関係者だけで問題を解決しないということです。
ですから、勤務先の税理士事務所と付き合いがある中央区八丁堀の司法書士に、私のことを相談しました。
司法書士からは、次のことを指摘されました。
父親が亡くなった時、相続する財産の確定。
東京にいる妹や弟以外に、被相続人がいるのかいないのか。
被相続人が私と東京の兄弟のみの場合、父の遺産分割で後から揉めないよう意向を確かめる必要がある。
私たち兄弟以外は、被相続人はいませんでした。
ということで、電話で彼らの意向を確認しました。
彼らは、日常の生活に忙しく、父親の財産相続のことなど考えていないようでした。
私がすべて相続していいという考えでした。
次に、遺産分割協議書作成を提案しました。
これは、司法書士からのアドバイスでした。
後から、私が父親の財産を相続する合意はしていなかったと、
彼らがクレームをつけるのを事前に防止するためでした。
休みをとり上京。
遺産分割協議書に、印鑑登録が済んだ印鑑で、押印を求めました。
協議書には、私が相続する財産をすでに記載しておきました。
それを見て、彼らは怪訝そうな表情でした。
しかし、面倒くさい手続きをしたくなかったのか、押印してくれました。
そして、3年が経過して、父が亡くなりました。
司法書士のアドバイスにしたがい、遺産分割協議書を事前に作成したおかげで、父が残した財産の相続は無事終わりました。

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